head_img_slim

information

お問い合わせボタン

HOME > 慢性的な首の痛みに終止符を!漢方の効果とカイロプラクティックで根本改善のページ

長引く首の痛みに、もううんざりしていませんか?この記事では、慢性的な首の痛みの原因を深掘りし、漢方薬がどのように体質を整え、痛みを和らげるのかを解説します。さらに、カイロプラクティックによる骨格の歪みへのアプローチが、痛みの根本改善にいかに効果的かをご紹介。漢方とカイロプラクティックのそれぞれのメリット・デメリット、そして併用による相乗効果を知ることで、長年の首の痛みから解放され、快適な毎日を取り戻すための具体的な方法が見つかります。再発を防ぐセルフケアまで網羅し、あなたの首の痛みに終止符を打つための道筋を明らかにします。

1. 慢性的な首の痛み、もう諦めないでください

毎日の生活の中で、首の痛みに悩まされていませんか。朝起きるたびに感じる首の重さ、仕事中の肩や首の凝り、そして夜になってもなかなか解消されない不快感は、多くの人が抱える共通の悩みです。このような慢性的な首の痛みは、単なる体の不調に留まらず、私たちの日常生活の質を著しく低下させてしまうことがあります。

例えば、集中力の低下、頭痛、めまい、さらには手や腕のしびれなど、首の痛みから派生する症状に苦しんでいる方も少なくありません。好きな趣味を諦めたり、仕事のパフォーマンスが落ちたり、夜もぐっすり眠れなかったりと、気づかないうちに心身ともに大きな負担を抱えているかもしれません。

「もう何を試してもダメだ」「これは体質だから仕方ない」と、半ば諦めてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どうか諦めないでください。あなたのその首の痛みには、まだ試されていない効果的なアプローチがあるかもしれません。

この記事では、慢性的な首の痛みを根本から改善するために、漢方とカイロプラクティックという二つの異なる、しかし相補的なアプローチに焦点を当ててご紹介します。それぞれの持つ独自の視点と効果を理解することで、あなたの長年の悩みに終止符を打つ新たな道が見つかることでしょう。

2. あなたの首の痛み、その原因はどこにある?

多くの方が悩まされている首の痛み。その原因は一つではなく、現代社会特有の要因から、日々の見過ごされがちな生活習慣まで、多岐にわたります。痛みの根本原因を理解することは、適切な対処法を見つけ、慢性的な痛みを改善する第一歩となります。

2.1 現代人に多い首の痛みの原因とは

私たちの日常生活は、首に大きな負担をかける要素で溢れています。特に、デジタルデバイスの普及や働き方の変化が、新たな首の痛みの原因を生み出しています。

  • スマートフォンの長時間使用
    スマートフォンを長時間見続ける姿勢は、首が前に突き出てしまう「ストレートネック」や「スマホ首」を引き起こす大きな原因です。頭の重さは成人で約5~6kgと言われていますが、うつむく角度が深くなるほど、首や肩にかかる負担は増大します。この不自然な姿勢が続くことで、首の筋肉や靭帯に過度な負荷がかかり、痛みやこりへとつながります。
  • デスクワークによる姿勢の悪化
    長時間のデスクワークでは、無意識のうちに前かがみになったり、猫背になったりしがちです。特に、パソコンの画面を長時間見つめることで、首が前に出てしまう姿勢が固定化されやすくなります。このような姿勢は、首から肩、背中にかけての筋肉に継続的な緊張を強いるため、血行不良を引き起こし、慢性的な首の痛みや肩こりの原因となります。
  • 運動不足による筋力低下
    運動不足は、首を支える重要な筋肉の衰えを招きます。特に、首や肩周りのインナーマッスルが弱まると、正しい姿勢を維持することが難しくなり、骨格への負担が増加します。結果として、首の安定性が失われ、ちょっとした動きでも痛みを感じやすくなることがあります。
  • 精神的ストレスと身体的緊張
    ストレスは心だけでなく、体にも大きな影響を与えます。精神的な緊張が高まると、無意識のうちに首や肩の筋肉がこわばり、血行が悪化します。このような筋肉の持続的な緊張は、首の痛みや頭痛を引き起こすだけでなく、自律神経のバランスを乱し、さらに痛みを悪化させる悪循環を生み出すことがあります。
  • 睡眠環境の悪化
    一日の約3分の1を占める睡眠時間も、首の痛みに深く関わっています。不適切な枕の使用や、寝返りの少ない寝姿勢は、首に不自然な負担をかけ、朝起きた時に痛みを感じる原因となります。首のカーブに合わない枕は、寝ている間に首の筋肉を緊張させ続け、疲労が蓄積されてしまいます。

2.2 見過ごされがちな生活習慣と姿勢の歪み

日々の何気ない習慣や、気づかないうちに生じている体の歪みが、首の痛みを慢性化させる隠れた原因となっていることがあります。これらは「まさかこれが原因で」と思われがちな要素です。

  • 姿勢の歪みと全身のバランス
    首の痛みは、首だけの問題ではないことがほとんどです。猫背、巻き肩、骨盤の歪み、O脚やX脚など、全身のどこかに歪みがあると、体のバランスを取ろうとして首に過剰な負担がかかることがあります。特に、体の土台である骨盤の歪みは、背骨を通じて首にまで影響を及ぼし、首の正常なカーブを損ねる原因となります。
  • 日常動作における無意識の負担
    重いカバンを片方の肩にばかりかけたり、ソファで横になってテレビを見たり、料理中に長時間同じ姿勢を続けたりと、無意識に行っている日常の動作が首に負担をかけていることがあります。これらの動作が習慣化すると、特定の筋肉にばかり負荷がかかり、疲労や痛みが蓄積されていきます。
  • 冷えによる血行不良
    特に冬場や冷房の効いた場所では、首元が冷えることで筋肉が収縮し、血行が悪くなります。血行不良は、筋肉に必要な栄養や酸素が届きにくくなるだけでなく、疲労物質の排出も滞らせるため、首の筋肉が硬くなり、痛みを感じやすくなります。入浴などで体を温める習慣がない方も注意が必要です。
  • 自律神経の乱れと体の不調
    自律神経は、私たちの意思とは関係なく、内臓の働きや血流、体温などを調整しています。ストレスや不規則な生活習慣によって自律神経のバランスが乱れると、血管の収縮や拡張がうまくいかなくなり、首の筋肉への血流が悪化することがあります。これにより、筋肉の緊張が解けにくくなり、痛みが長期化する原因となることがあります。

これらの原因を把握することで、ご自身の首の痛みがどこから来ているのか、ヒントが見つかるかもしれません。以下に、首の痛みの主な原因をまとめました。

原因の分類 具体的な要因 首への影響
現代的な生活習慣 スマートフォンの長時間使用、パソコン作業 ストレートネック、スマホ首、首の過度な負担
長時間のデスクワーク 不良姿勢の固定化、筋肉の持続的な緊張
運動不足 首を支える筋力の低下、姿勢維持能力の低下
身体的・精神的要因 精神的ストレス、身体的緊張 首・肩周りの筋肉のこわばり、血行不良
睡眠環境の不備(不適切な枕など) 寝ている間の首への負担、筋肉の緊張
冷え 筋肉の収縮、血行不良、疲労物質の蓄積
見過ごされがちな習慣 姿勢の歪み(猫背、骨盤の歪みなど) 全身のバランスの崩れ、首への二次的負担
日常動作の癖(重いカバンの持ち方など) 特定の筋肉への偏った負荷、疲労蓄積
自律神経の乱れ 血流悪化、筋肉の緊張、痛みの慢性化

3. 首の痛みに漢方が効く理由と期待できる効果

慢性的な首の痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。西洋医学的なアプローチで改善が見られない場合でも、漢方医学は異なる視点から痛みの根本原因に迫り、体質から改善を目指すことができます。漢方薬は、単に痛みを抑えるだけでなく、体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を高め、痛みの再発を防ぐ効果が期待できるのです。

3.1 漢方医学の考え方と体質「証」の重要性

漢方医学では、私たちの体を「気」「血」「水」という3つの要素がバランスを取りながら巡っていると考えます。これらのいずれかが不足したり、滞ったりすることで、体の不調や痛みが生じると捉えます。首の痛みも、これらのバランスの乱れが原因であると考えるのです。

例えば、「気」の巡りが悪いと、筋肉の緊張やこわばりが生じやすくなります。「血」の滞りは、痛みやしびれとして現れることがあります。また、「水」のバランスが崩れると、むくみや冷えが痛みを悪化させることもあります。

漢方治療において最も重要なのが、その人の体質や状態を総合的に判断する「証(しょう)」という概念です。同じ首の痛みであっても、その原因が冷えからくるものなのか、ストレスによるものなのか、あるいは加齢によるものなのかによって、適切な漢方薬は異なります。この「証」を見極めることで、その人に最適な漢方薬を選び、根本からの改善を目指すことができるのです。

3.2 首の痛みに使われる代表的な漢方薬とその効果

首の痛みに用いられる漢方薬は多岐にわたります。それぞれの漢方薬が持つ特性を理解し、ご自身の「証」に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、首の痛みに効果が期待できる代表的な漢方薬とその作用をご紹介します。

3.2.1 葛根湯だけじゃない!首の痛みに有効な漢方薬

「首の痛みには葛根湯」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。確かに葛根湯は、風邪のひきはじめや、肩や首のこりに用いられる代表的な漢方薬です。しかし、葛根湯は比較的体力が充実している方向けであり、慢性的な首の痛みや、冷えを伴う痛みには、他の漢方薬が適している場合も多くあります。

以下に、首の痛みに効果が期待できる代表的な漢方薬とその特徴をまとめました。

漢方薬名 主な効果・特徴 適応となる首の痛みのタイプ
葛根湯(かっこんとう) 発汗作用、筋肉の緊張緩和、血行促進 急な首のこり、肩こり、風邪のひきはじめによる痛み、比較的体力がある方
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 筋肉のけいれんや痛みの緩和、鎮痛作用 急激な筋肉のつり、こむら返り、首の強いこわばりによる痛み
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう) 体を温める、血行促進、関節痛の緩和 冷えによって悪化する首の痛み、関節の痛み、しびれ、体力がない方
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 血行促進、冷え性の改善、水分代謝の調整 血行不良による首の痛み、冷え性、むくみを伴う痛み、女性に多いタイプ
独活寄生湯(どっかつきせいとう) 神経痛や関節痛の緩和、血行促進、体力回復 慢性的な神経痛、しびれを伴う首の痛み、腰痛、高齢者や虚弱体質の方
疎経活血湯(そけいかっけつとう) 血行促進、筋肉の緊張緩和、鎮痛作用 慢性的な肩こりや首の痛み、しびれ、特に血行不良が原因と考えられる場合

これらの漢方薬は、それぞれ異なる生薬の組み合わせによって、特有の効果を発揮します。ご自身の首の痛みがどのようなタイプなのか、どのような症状を伴っているのかを把握することが、適切な漢方薬選びの第一歩となります。

3.3 漢方薬を服用する際の注意点と専門家への相談

漢方薬は自然由来の生薬から作られていますが、医薬品であることに変わりはありません。自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談するようにしてください。

漢方薬を服用する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 体質や症状に合わない漢方薬を服用すると、効果が得られないばかりか、かえって体調を崩す可能性があります。
  • 他の薬を服用している場合は、飲み合わせに注意が必要です。相互作用により、効果が弱まったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。
  • まれに、アレルギー反応や副作用(胃腸の不調、発疹など)が出ることがあります。異常を感じたらすぐに服用を中止し、専門家に相談してください。
  • 長期間服用する場合は、定期的に専門家のアドバイスを受け、体質の変化に合わせて処方を見直すことが重要です。

漢方薬局の薬剤師や、漢方に詳しい専門家は、あなたの体質や症状を詳しくヒアリングし、「証」を見極めた上で、最適な漢方薬を提案してくれます。また、服用方法や注意点についても丁寧に説明してくれるでしょう。専門家との対話を通じて、安心して漢方治療に取り組んでください。

4. カイロプラクティックで首の痛みを根本改善するアプローチ

4.1 カイロプラクティックとは?その施術の基本

カイロプラクティックは、薬や手術に頼らず、人が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出すことを目指す手技療法です。特に、背骨や骨盤といった骨格の歪みが神経系に与える影響に着目し、その歪みを調整することで身体の機能を正常に戻していくことを目的としています。

首の痛みにおいては、頸椎と呼ばれる首の骨の配列や、その周囲の筋肉、神経のバランスが重要視されます。カイロプラクティックの施術では、まず詳細な検査を行い、首の痛みの根本原因となっている骨格の歪みや関節の機能不全を見極めます

施術は、主に手技によって行われます。関節の動きをスムーズにしたり、歪んだ骨格を正しい位置に戻したりすることで、神経への圧迫を軽減し、身体全体のバランスを整えていきます。一般的に「ボキボキ」というイメージがあるかもしれませんが、実際には患者さんの状態や痛みに合わせて、非常にソフトなアプローチから、よりダイナミックな調整まで、様々なテクニックが使い分けられます

4.2 首の痛みに対するカイロプラクティックの具体的な効果

カイロプラクティックが首の痛みにどのように作用し、どのような効果が期待できるのかを具体的に見ていきましょう。

期待できる効果 具体的な作用
骨格の歪み矯正 首の骨(頸椎)や肩甲骨、胸椎など、首の痛みに影響する骨格のズレや歪みを手技で丁寧に調整します。これにより、首にかかる不自然な負担が軽減されます
神経機能の改善 骨格の歪みによって圧迫されていた神経の通り道を解放することで、脳から身体各部への神経伝達がスムーズになります。これは痛み信号の軽減や、筋肉の正常な機能回復に繋がります
筋肉の緊張緩和 骨格のバランスが整うことで、首や肩周りの筋肉が過剰に緊張する必要がなくなり、慢性的なコリや張りが和らぎます。血行も促進され、老廃物の排出も促されます。
姿勢の根本改善 一時的な痛みの緩和だけでなく、不良姿勢の根本原因となる骨格の歪みを調整することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。これにより、首への負担が減り、痛みの再発予防にも繋がります。
可動域の向上 関節の動きが制限されていた部分が解放されることで、首を左右に回したり、上下に動かしたりする際の可動域が広がり、スムーズになります
自然治癒力の促進 神経系の働きが正常化し、身体のバランスが整うことで、身体が本来持つ自己回復能力が高まります。これにより、痛みに強い身体作りが期待できます。

カイロプラクティックは、首の痛みを一時的に抑えるだけでなく、その原因となっている骨格や神経の機能不全にアプローチすることで、根本的な改善を目指します。慢性的な首の痛みに悩む方にとって、身体の構造から見直す有効な選択肢の一つと言えるでしょう。

5. 漢方とカイロプラクティック どちらを選ぶ?併用で相乗効果も

5.1 それぞれのメリット・デメリットを比較

首の痛みを改善するために、漢方とカイロプラクティックのどちらを選ぶべきか迷う方もいらっしゃるかもしれません。それぞれの施術には異なるアプローチと特性があります。ここでは、両者のメリットとデメリットを比較し、ご自身の状態や目指す改善に合わせて検討できるよう、詳細に解説します。

アプローチ 漢方 カイロプラクティック
主な対象 体質全体、慢性的な症状、内側からのバランス改善 体の構造的な歪み、神経系の機能異常、姿勢の改善
メリット
  • 体質を根本から見直し、全身のバランスを整えることを目指します。
  • 自然由来の生薬を使用し、体の内側から働きかけます。
  • 慢性的な首の痛みや、体質に起因する不調に適しています。
  • 自然治癒力を高めることを重視します。
  • 長期的な視点で体質改善を図ります。
  • 体の歪みや神経の圧迫に直接アプローチし、即効性が期待できる場合があります。
  • 姿勢の改善や関節の可動域の向上に繋がります。
  • 痛みの原因となる物理的な問題を調整します。
  • 体の本来持つ機能を回復させることを目指します。
  • 施術を通して、ご自身の体の状態をより深く理解できます。
デメリット
  • 効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。
  • 体質に合わない場合、期待する効果が得られないこともあります。
  • 専門家による適切な「証」の見極めが重要です。
  • 急性期の強い痛みに対しては、即効性が期待しにくい場合があります。
  • 施術者の技術や経験によって効果に差が出ることがあります。
  • 施術後に一時的な好転反応や、軽い痛みを感じることが稀にあります。
  • 内臓機能など、構造以外の体質的な問題には直接アプローチできません。
  • 症状や状態によっては、継続的な施術が必要となる場合があります。

5.2 漢方とカイロプラクティックの併用でより高い効果を目指す

漢方とカイロプラクティックは、それぞれ異なるアプローチを持つものの、実は互いの効果を高め合う相乗効果が期待できます。どちらか一方を選ぶだけでなく、両方を組み合わせることで、より多角的に首の痛みにアプローチし、根本的な改善と再発防止を目指すことが可能です。

漢方は、体の内側から体質を整え、自然治癒力を高めることに重点を置きます。例えば、血行を促進したり、筋肉の緊張を和らげたり、自律神経のバランスを整えたりすることで、体が本来持つ回復力を引き出します。これにより、カイロプラクティックの施術効果をより受け入れやすい体に整えることができます。

一方、カイロプラクティックは、体の構造的な歪みや神経系の問題に直接働きかけます。首の骨格の歪みを調整し、神経の圧迫を解放することで、痛みの軽減や姿勢の改善を促します。この物理的な調整と、漢方による内側からの体質改善が組み合わさることで、一時的な症状の緩和に留まらず、より持続的な効果が期待できるのです。

具体的には、漢方で全身の血流を改善し、筋肉の柔軟性を高めてからカイロプラクティックで骨格の調整を行うことで、施術の効果が定着しやすくなると考えられます。また、カイロプラクティックで姿勢を整え、神経の働きを正常化しつつ、漢方で自律神経のバランスを整えることで、ストレスによる首の痛みや、慢性的なこりにも効果的にアプローチできます。このように、漢方とカイロプラクティックの併用は、首の痛みの改善だけでなく、再発しにくい健やかな体作りに繋がるでしょう。

6. 首の痛みを再発させないための生活習慣とセルフケア

首の痛みが改善された後も、その状態を維持し、再発を防ぐためには、日々の生活習慣を見直すことが非常に重要です。特に、姿勢の意識やストレス管理、適度な運動は、首の健康を保つ上で欠かせません。ここでは、ご自身でできる具体的なセルフケアの方法をご紹介いたします。

6.1 日々の姿勢改善が首の痛みを遠ざける

私たちの体は、日常生活における習慣的な姿勢に大きく影響されます。特に、長時間同じ姿勢を続けるデスクワークやスマートフォンの使用は、首に大きな負担をかける原因となりがちです。正しい姿勢を意識することで、首への負担を軽減し、痛みの再発を防ぐことができます。

6.1.1 デスクワーク時の正しい姿勢

デスクワーク中に首の痛みを避けるためには、以下のポイントを意識して座ることが大切です。まず、椅子に深く腰掛け、背もたれにしっかりと背中をつけましょう。足の裏は床にぴったりとつけ、膝の角度が約90度になるように調整してください。もし足が床につかない場合は、フットレストなどを活用することをおすすめします。

次に、モニターの位置です。モニターは、目線と同じか、やや下になるように調整し、画面との距離は腕を伸ばして指先が触れる程度を目安にしてください。キーボードやマウスは、腕や手首に負担がかからない位置に置き、肩の力を抜いてリラックスした状態で作業できるように心がけましょう。また、長時間同じ姿勢で作業を続けることは避けてください。30分から1時間に一度は、席を立って軽いストレッチをしたり、少し歩いたりして体を動かす習慣をつけることが大切です。

6.1.2 スマートフォン使用時の注意点

スマートフォンの使用は、現代人にとって欠かせないものですが、その使い方によっては首に大きな負担をかけてしまうことがあります。いわゆる「スマホ首」と呼ばれる状態は、首が前に突き出てしまい、首の後ろの筋肉に過度な負担がかかることで発生します。

これを防ぐためには、スマートフォンを目線の高さまで持ち上げて操作するように意識してください。首を大きく下に傾ける姿勢を避けることが重要です。また、長時間にわたる使用は避け、適度な休憩を挟むようにしましょう。片手で操作すると首や肩に負担がかかりやすいため、できるだけ両手で持ち、肘を体の近くで支えるようにすると、より負担を軽減できます。

6.1.3 睡眠時の姿勢と寝具選び

睡眠時間は、一日の約3分の1を占める大切な時間です。この間の姿勢や寝具が、首の痛みに大きく影響することがあります。首の自然なカーブを保ち、リラックスして眠れる環境を整えることが、痛みの再発防止につながります。

枕の高さは非常に重要です。仰向けで寝る場合は、首のS字カーブを自然に保ち、額と顎が水平になる高さが理想的です。高すぎると首が前に曲がり、低すぎると首が反ってしまいます。横向きで寝る場合は、頭から首、背中にかけて一直線になる高さが適切です。肩幅がある方は、やや高めの枕を選ぶと良いでしょう。

マットレスもまた、首の健康に影響を与えます。体圧を適切に分散し、寝返りを打ちやすい適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。柔らかすぎると体が沈み込み、硬すぎると特定の部位に負担がかかります。ご自身の体格や寝姿勢に合った寝具を選ぶことで、睡眠中に首にかかる負担を最小限に抑えることができます。

6.2 ストレス管理と適度な運動で体質改善

首の痛みは、物理的な要因だけでなく、精神的なストレスや運動不足といった生活習慣も深く関わっています。これらを適切に管理し、体質を改善していくことで、首の痛みを根本から遠ざけることが可能になります。

6.2.1 ストレスが首の痛みに与える影響

現代社会において、ストレスは避けて通れないものです。しかし、過度なストレスは、自律神経のバランスを乱し、無意識のうちに首や肩の筋肉を緊張させてしまうことがあります。この筋肉の緊張は、血行不良を引き起こし、疲労物質が蓄積されやすくなるため、首の痛みを引き起こしたり、悪化させたりする原因となります。

また、ストレスは痛みの感じ方にも影響を与え、わずかな刺激でも痛みを感じやすくなることがあります。日々の生活の中で、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。趣味に没頭する時間を作ったり、友人と話したり、リラックスできる音楽を聴いたりするなど、心身を休ませる時間を持つように心がけましょう。

6.2.2 効果的なストレッチと運動習慣

首の痛みを予防し、体質を改善するためには、適度な運動習慣が不可欠です。特に、首や肩周りの筋肉をほぐすストレッチは、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。

首のストレッチを行う際は、ゆっくりと、痛みを感じない範囲で行うことが重要です。例えば、首を左右にゆっくりと傾けたり、前後に倒したりする運動や、肩を大きく回して肩甲骨を動かす運動などが有効です。これらのストレッチは、デスクワークの合間や、お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的です。

全身運動としては、ウォーキングや軽いジョギング、水泳などがおすすめです。これらは全身の血行を促進し、心肺機能を高めるだけでなく、ストレス解消にもつながります。無理のない範囲で、継続できる運動を見つけて、日々の生活に取り入れてみてください。

6.2.3 入浴や温熱療法で血行促進

冷えは血行不良を招き、首の痛みを悪化させる要因の一つです。体を温めることは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進するために非常に効果的です。

毎日湯船に浸かる習慣をつけることは、全身の血行を良くし、筋肉の疲れを取り除くのに役立ちます。38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、心身ともにリラックスでき、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。シャワーだけで済ませるのではなく、湯船に浸かる時間を意識的に作るようにしましょう。

また、首や肩に直接温熱刺激を与えることも効果的です。市販の温熱シートや、蒸しタオルを首や肩に当てることで、局所の血行が改善され、筋肉の緊張が和らぎます。特に、冷えを感じやすい方は、首元を冷やさないように、スカーフやストールを着用するなど、日頃から冷え対策を心がけることが大切です。

7. まとめ

慢性的な首の痛みは、多くの方にとって深刻な悩みですが、決して諦める必要はありません。本記事では、その原因を深く掘り下げ、根本的な改善策として漢方とカイロプラクティックの有効性をご紹介しました。漢方は体質からアプローチし、内側から痛みを和らげ、カイロプラクティックは体の歪みを整え、神経機能の正常化を促します。これらを併用することで、より高い相乗効果が期待でき、痛みの軽減だけでなく、再発しにくい体づくりにも繋がります。日々の生活習慣の見直しやセルフケアも重要です。もし首の痛みでお困りでしたら、ぜひ専門家にご相談ください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

アクセス

院名 開成カイロプラクティック SIO
住所 〒258-0021 神奈川県足柄上郡開成町吉田島3757-2-B
アクセス 小田急小田原線 開成駅 西口から徒歩1分
マックスバリュ開成駅前店の駐車場向かい。入船食堂の横


お問い合わせは今スグこちら!

電話番号 0120-40-4970
icon お問い合わせをお待ちしております。 →メールでのお問い合わせ

お問い合わせボタン


ページトップに戻る